望郷に雲食むキリンの影ながく檻の格子を抜けてゆきたり 正夢を食らわんとする夢を見るわれの腐臭を罠として夜 ときおりは夢のはらわた思いをり微熱のだるく持てあましつつ 物憂さと背中合わせに読む本の余白をおそれすこし角折る どこへゆくどこへもゆかぬ…
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