身代りになれぬ悲しみ嗚呼と云ひ寝ころびをれば鰯雲ゆく 捥ぎ取りし風のひと房ひょうひょうと放下のごとく指を過ぎゆく なくすものひとつ残らずうしなひし赤裸裸にまとふ風のスカーフ ピアニシモ十月の雨は立ち枯れし紫陽花弾ちて眠たかりしを 木漏れ日にま…
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