酒を断ち遁走のはて水無月のあぢさゐ頬をあはく染めをり 行く末を案じて見やるゆふぐれは喉もとすぎて明日もゆふぐれ 呆然と立ちつくしたり過去といふ津波がわれを包囲してをる ああ逃亡者は独酌なりき水無月の濡れるあぢさゐただ笑まひをり あふるほど水を…
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