さうすぐに素直になれず礼節に頼れば届くトロイの木馬 萌えいづるその息づまる香のなかに笑まふ猫をりシッと追ひ払ふ 汝の肩はたをやかなりし靉靆と異形の花のわき上がりけり 路地裏の月の廊下を往きをれば立たされ坊主の桜に会へり 甘夏の指の先から染まり…
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