2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

二十二首

面影よ風のこずゑの指ししめす月はふとりて胸ひらく女 女:ひと 満ちるもの内から外へわれを超へ口惜しければびしよ濡れとなる 夢みるはこれが最後と言ひし日の片手ににぎるグラスのうつろ 菜の花のひとつ灯ればあたたかき調べとなりぬ冬の讃美歌 沈丁花むせ…