主人なき柱時計のぜんまいを逆さに巻けばぽつねんと部屋 主人 = あるじ
ひさびさに祝いのサボテン陽にあてりとげとげしくも酒捨て二年 サボテンは西へ西へ育ちをり青青波打ち彼岸まで
枕もと明日へ続きを書き溜めて読経のごと唱える朝を
償いと少しの賞賛織り交ぜて我への手紙夜に封じよ
悲しみの捨て場所街にすでになく下水工事のそばを過ぎゆく
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