水無月のにほひは青し手さぐりの言葉の杖をついて歩めり ひと雨に花となりゆく六月の杳き眼をしたわれのそれから くちなしは赦し請ふやう移ろへり真白きことのせゐならなくに 赦されたいただそれだけの一日を終へて咲き たる待宵草は 試されてゐたかもしれぬ…
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